監修について

EXPO’70 万博検定へのメッセージ

大阪府立大学研究推進機構教授
大阪府立大学観光産業戦略研究所長
橋爪紳也

 1970年、私は小学4年生でした。日本万国博覧会へは18回ほど入場し、ほぼすべてのパビリオンに入館しました。地下鉄に乗って、遠くにパビリオン群が見えた時、どうしようもなく、わくわくしたあの感覚は、今日にあっても鮮やかです。  会場では、まずなによりも、カプセル建築、膜構造、フライト・シュミレーター、自動運転システム、携帯電話、電子音楽、ロボットやコンピューターなど、近未来を予感させるテクノロジーに驚かされました。マルチ映像や巨大映像、動く歩道のネットワーク、民間による警備、情報提供システムなど、博覧会を契機として本格運用が始まった技術や制度もあります。

 また世界各国の文化に触れることで、おおくのことを学びました。宇宙開発を競い合って展示したソ連や米国など大国の展示館だけではなく、文明の進歩がもたらすプラス面とマイナス面を考えさせるスカンジナビア館などメッセージ性の強い出展も印象に残ります。

 このたび私の監修のもと、「EXPO’70 万博検定」を実施することにいたしました。2018年の春に予定されている「太陽の塔」の内部公開にあわせた事業であると同時に、2020年に控えた日本万国博覧会50周年に向けた企画でもあります。

 1970年、多くの人が共有した日本万国博覧会の感動を追体験していただきたきつつ、「万博マスター」を目指していただければ幸いです。

挑戦問題

日本万国博覧会を題材として、各種のアニメやドラマが作成されました。
万博ゆかりの下記作品のうち、万博の会場風景が登場しない作品はどれでしょう。

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正解はb。
「怪獣殿下」の回は、1967年1月8日および15日に前後編で放送。登場する怪獣ゴモラは、ジョンスン島で発見された恐竜ゴモラザウルスの生き残り。日本万国博覧会で生態展示することが決まり、昏睡状態で科学特捜隊のビートル機で運ばれる。しかし空輸の途中に麻酔が切れて暴れ六甲山に落下。ゴモラは、千里丘陵や大阪城を舞台に暴れ、ウルトラマンと対決する。怪獣の遺骸を剥製にして万博会場に展示するという案も語られるが、あくまでも開催前のエピソードであり、会場そのものは登場しない。